焼酎の種類で一般的なものは麦・芋です。この様な焼酎の種類は、原材料によって決まります。さらに、蒸留方法、仕込み方法によって、味は細かく枝分かれをしていくのです。
好みの焼酎を見つけるために重要となる、焼酎の種類や種類ごとの特徴などを紹介します。
目次
甲類と乙類の違い
焼酎の種類を分ける上で、最初に分類される甲類と乙類。
高類は純度、乙類は香りを重視したアルコールで作られています。
蒸留方法によって分けられるものです。
それぞれに芋や麦、米などの材料が加わることで、更に種類が分かれています。
甲類焼酎と乙類焼酎と別名
甲類焼酎の特徴は、アルコールの匂いが薄く、飲みやすいことが特徴。無色透明であり、サワーなどに用いられることが多い種類です。
乙類焼酎は「本格焼酎」とも呼ばれる種類。
焼酎の風味を感じることが出来る種類の焼酎です。
芋や麦など、その素材の風味を生かすことが出来る種類の焼酎。
ジュースや炭酸などで割ることなく、ストレートで楽しむことがおすすめの種類です。
本格焼酎には、黒麹、黄麹、白麹の3つが使用されます。
この麹ごとに、味や香りには差があるのです。
黒麹は重みのある味、黄麹は日本酒にも使用され、爽やかな香りになります。白麹は最も軽い味になるのです。
味と香りが特徴の焼酎
代表的な芋焼酎と麦焼酎。芋焼酎は、さつまいもを使用するため、味は甘いです。口の中に程よくまとわりつく口当たりが特徴。産地としては、鹿児島県が有名です。
芋焼酎に使用されるさつまいもの品種が変わることで、様々な味の焼酎が作られています。
炭酸、お湯などで割ることで飲みやすくなります。味が濃いことで、割っても薄くなる印象はなくお酒を楽しむことが出来るでしょう。
麦焼酎は、クセがないため飲みやすいことが特徴。
アルコールの香りに慣れていない方や、焼酎を飲み始めたばかりという方におすすめの種類です。
麦の香ばしい香りを楽しむことが出来るため、割らずに楽しむこともおすすめです。
シンプルな飲み口の米焼酎
米焼酎の特徴は、すっきりとしていて非常に飲みやすいという点。
麹も米であるため、材料は大きく分けると水と米だけという事になります。
日本酒に似た飲み口でもあるため、日本酒が好きな方には人気の種類です。
地域の焼酎
地域の焼酎の種類として有名なものは、泡盛。
沖縄で作られており、黒麹とタイ米を使って作られている米焼酎になります。
度数には幅があり、25度~40度まで。
アルコール度数に関係なく、強く独特な香りが特徴です。
そば焼酎は、甘みが特徴。飲みやすく、食事にも合わせやすい種類です。
他にも、ゆず、アセロラ、シソなどを使用した焼酎が注目を集めています。
割って飲むことでカクテルの様に楽しむことが出来るため、大変人気となっているのです。
増え続ける焼酎の種類
主に甲類、乙類から始まり、芋・麦・米といった種類が一般的です。
近年では、さらに飲みやすいように進化した焼酎が増えてきています。
フルーツを使用した焼酎や、野菜を使用した焼酎。ピーマンなどを使用した焼酎まで発売されています。
まず焼酎の基本的な種類を知る事で、焼酎の好みを定めることが出来るでしょう。
飲み口や味を参考に、飲み比べをしてみてください。