本格焼酎の賞味期限。10年後も飲んで良い?

本格焼酎を贈り物としてもらったり、珍しい焼酎を開封せずに保管している家庭もあるかと思いますが、気になるのが賞味期限です。開封した焼酎は早めに飲まなければ、風味が落ちた品質が劣化することもあるので早めに飲まなければいけません。未開封でも保存状態が悪いと、入手困難なプレミアム焼酎が台無しになることもあります。
焼酎資格を簡単に資格取得できる通信講座

目次

焼酎の賞味期限は無い

本格焼酎のラベルを見ても賞味期限は表示されておらず、開封後は早く飲むことだけが記載されています。焼酎に賞味期限が設定されていないのは、焼酎はアルコール濃度が高く、瓶は密封されていますから、雑菌が繁殖出来る環境ではありませんから、腐ることがないのです。また、法律などでも賞味期限の表示義務がないのです。
焼酎資格を簡単に資格取得できる通信講座

開封した焼酎はいつまでに飲むべきなのか?

開封したまま飲むのを忘れていたこともあるかと思います。焼酎は封を切った時から劣化が進んでいきます。風味を落とさず飲むには早めに飲んだ方が良いでしょう。開封した後は、しっかりフタをしてほこりなどが混入しないようにして、空気に触れさせないように保管しておきます。

未開封の焼酎の保存方法

焼酎を保存するには、直射日光を避ける、高温多湿の場所は避ける、温度の変化が激しい場所を避けなければいけません。自宅で保存する最適な場所としては押入れや床下の収納があります。床の間に並べておくのも良いですが、飲もうと思ったら劣化していて美味しくないということもあるかもしれません。とにかく光を避けて、冷暗所に保管しておくことが大切です。

保管して10年経った焼酎は飲んでも大丈夫?

未開封で、しっかりと管理、保存していた焼酎なら10年以上経過しても美味しさを保てることがあるようです。蔵元の中には長期熟成した本格焼酎を造っているところもあります。劣悪な環境に置いてない限りは飲めますが、作った当時のままの風味があるのかと言えば、開封してみなければわかりません。

焼酎が劣化してる時の症状

長期保管していたり、開封した後放置していた焼酎を飲む前には、本当に飲めるか確認した方が良いでしょう。目視と臭いで判断することが可能です。目視で沈殿物が無いか見てみましょう。白い沈殿物は焼酎の成分である「オリ」といわれるものが分離している状態で、この焼酎を飲めますが風味が落ちています。また封を開けた時に、嫌な臭いを感じたら劣化していますから、飲むのは避けた方が良いでしょう。この臭いの元は、焼酎が酸化したことによるもので、腐った油のような独特の嫌な臭いがするのです。
焼酎資格を簡単に資格取得できる通信講座

他のお酒の賞味期限

缶入りの酎ハイには缶の底面に賞味期限が表示されていますが、焼酎以外のお酒をベースにしていることがある為です。日本酒は製造年月が表示してあり、普通の日本酒は製造年月プラス1年、生酒は製造年月プラス半年が美味しく飲める機関になります。お酒の賞味期限はアルコールの濃度が関係しており、濃度が10度以上だと腐ることがないと言われています。低アルコールのお酒には賞味期限がありますから、冷蔵庫で眠っていたビールなどは賞味期限を確認してから飲みましょう。賞味期限が過ぎていても、料理には使うことが出来ます。

焼酎資格を簡単に資格取得できる通信講座