「酒は百薬のの長」ともいわれますが、数あるお酒のなかでも「本格焼酎」に優れた効果があることが明らかになりました。
本格焼酎にはどのような健康増進効果があるのか、ここでは4つ挙げます。
目次
心筋梗塞、脳梗塞の予防
心筋梗塞や脳梗塞は、心臓や脳の血管に血栓が詰まることで引き起こされます。
ただし、血栓がないと傷ついた血管の修復ができず、出血を止めることができません。
健康な人は、余分な血栓を溶かす酵素を持っていますが、年をとったり、偏った食生活やストレスの多い生活をしていると、血栓を溶かす酵素の働きが弱くなります。
この血栓を溶かす酵素の一つがウロキナーゼであり、本格焼酎にはこのウロキナーゼを増やす効果があるため、血栓症の予防に役立ちます。
ストレスを軽くする
適量の飲酒をすることによってストレスを軽減し、心身をリラックスさせることができます。
適量の飲酒を続けている人は血圧が安定し、コレステロール値も下がり、血栓を防ぐ善玉コレステロールが増えることも分かっています。
飲み過ぎは厳禁ですが、適量を飲むことで健康を目指すことができます。
免疫機能を高める
長い間ストレスにさらされたり、年をとることにより、免疫機能は徐々に低下していきます。
免疫機能が低下すると感染症などの重大な病気を防いだり、闘う力が弱まります。
焼酎を飲み、ストレス解消することで、免疫機能が低下することを防ぐことに繋がります。
漢方薬と同様の薬効を持つ
本格焼酎は蒸留してアルコール分を抽出します。
その過程で多種類の微量成分も一緒に抽出されます。
これらの成分のなかに、血栓溶解酵素を増やすものがあると思われている。
これらひとつひとつの成分や働きについては依然明らかになっていませんが、秘められた有効成分が多種存在すると考えれている。
適量の飲酒を続けている人は、まったくお酒を飲まない人よりもガンや心筋梗塞、脳梗塞の発生率が低いといわれています。
しかしこれは、たくさん飲めばいいというものではなく、適量を守ることが一番大切です。
一般的に焼酎の適量は1~2合とされています。
これ以上飲むとこれらの効果が得ることができないばかりか、アルコール処理のために肝臓に負担をかけてしまいます。
また食事を食べずに飲んでしまう、あるいは塩辛や漬け物などの塩分の濃いものばかりを好んで食べる方もいらっしゃいますが、それでは焼酎の効果が消えてしまいます。
本格焼酎は食中酒として楽しめるお酒です。
和洋折衷のどんな料理にも合い、食事をとりながらおいしく飲むことができます。
食事と一緒に飲むことで栄養面のバランスもとれ、飲み過ぎを防いでくれます。
しかし、中にはお酒が全く飲めない方もいらっしゃいます。
そんな方が焼酎の効果を活用したい場合は料理酒として使うことで効果を得ることができます。
アルコール分を取り除いた本格焼酎の成分でも焼酎を飲んだ場合と変わらない効果が得られるといわれています。
料理酒として本格焼酎を使うことにより、加熱処理がされ、アルコール分や焼酎の匂いも残らないまま焼酎の効果を得ることができます。