2016年度焼酎売上ランキング上位10社について解説

近年は若者のアルコール離れ、高齢化などにより酒類全般の売上額は減少しています。焼酎の現状は、しばらくの間芋焼酎のブームで大都市でも焼酎の売り上げは多かったのですが、2007年をピークに毎年減少している状態にあります。これからは人口が減少していく時代ですから、さらに厳しい状態になっていきそうです。

2016年度の焼酎の売上ランキングを10位から解説していきますが、いつもの顔ぶれと変わりがないようです。

10位 美峰酒類(株) 群馬県

焼酎の産地・九州以外の地域から1社だけランクインしています。群馬県高崎市にある美峰酒類では日本酒、甲類焼酎、本格焼酎と幅広く生産しています。

主な銘柄は、甲類焼酎の「司」。乙類焼酎では「上州むぎ焼酎」、「こしひかり25°」と米焼酎や麦焼酎だけでなく、こんにゃく芋を使ったこんにゃく焼酎も生産しています。

9位 本坊酒造(株) 鹿児島県

本坊酒造は鹿児島県鹿児島市にある酒造会社で、焼酎以外にも山梨県や長野県でワインやウイスキー造りをしています。鹿児島県にも日本最南端のウイスキー蒸留所を構えています。芋焼酎には数多くのブランドがあり、他にも米焼酎や麦焼酎を生産しています。

芋焼酎では「桜島」ブランドが知られており、最近では新しい製法で造られる芋焼酎として「あらわざ桜島」を手掛けています。

8位 高橋酒造(株) 熊本県

米焼酎の産地熊本県の人吉・球磨地方から唯一ランクインしています。この地方は米どころで、水がキレイということで米焼酎の生産が盛んに行われれおり、球磨地方で造られた米焼酎は球磨焼酎とも呼ばれています。高橋酒造で造られる銘柄で特に知られているのが「しろ」です。米焼酎といえば「しろ」というくらい人気があります。

7位 若松酒造(株) 鹿児島県

鹿児島県最古の焼酎蔵で、日本最古の酒類製造免許を保有する歴史ある蔵元です。鹿児島県いちき串木野市にあり、現在は同市にある濱田酒造の支援を受けて運営しています。

ここで造られる芋焼酎は、古くから伝わる甕壷で仕込んだ「わか松」「薩摩一」などの銘柄があります。

6位 濱田酒造(株) 鹿児島県

鹿児島県いちき串木野市にある濱田酒造の創業は明治元年。同市にある金山跡地を利用した金山蔵が有名です。芋焼酎や麦焼酎だけでなく、近年は日本酒造りにも取り組んでいます。濱田酒造の主な銘柄には「薩州 赤兎馬」「海童」「薩摩冨士」があります。

5位 薩摩酒造(株) 鹿児島県

鹿児島県枕崎市にあり、1980年に始まった焼酎ブームの先駆者でもあります。早くから全国に展開しており、「さつま白波」の銘柄はあまりにも有名です。最近では女優の米倉涼子さんがCMに出演しています。

4位 二階堂酒造(有) 大分県

大分県の日出町にある蔵元で、1973年に麦100%の焼酎を開発して、全国的なブームになります。哀愁のあるテレビCMで知られています。造られる麦焼酎の銘柄には「大分むぎ焼酎 二階堂」「二階堂 吉四六」があります。

3位 雲海酒造(株) 宮崎県

宮崎県宮崎市に本社があり、そば焼酎を世界で初めて開発した会社として知られています。鹿児島県では芋焼酎を生産し、宮崎県にはワイナリーを保有しています。

芋、麦、米、蕎麦と本格焼酎を生産し、芋では「さつま木挽」麦「いいとも」蕎麦「雲海」が主要な銘柄です。

2位 三和酒類(株) 大分県

三和酒類は大分県宇佐市にあり、焼酎、日本酒、ワイン、リキュールなどを生産しています。長らく焼酎売上ランキングのトップを走ってきた企業で知られており、「いいちこ」の名を知らない人はいないでしょう。

1位 霧島酒造(株) 宮崎県

宮崎県都城市にある霧島酒造の銘柄は「黒霧島」「白霧島」「赤霧島」「茜霧島」「金霧島」があり、2012年から連続して売上高がトップになっています。芋焼酎と言えば鹿児島ですが、意外にも宮崎県の企業がトップなのです。近年は設備投資により、大きな工場を建てて生産しています。