麦焼酎は本格焼酎の仲間。人気の麦焼酎について

九州の各地では昔から、その土地で作った穀物や芋などを原料にした本格焼酎が造られており、全国各地で飲まれています。その中でも麦焼酎はクセがなく、飲みやすいことから人気があります。麦焼酎が造られるようになったのは16世紀と言われており、歴史のあるお酒なのです。

麦焼酎の歴史

麦焼酎は大分県が産地として知られていますが、発祥の地は長崎県壱岐市です。その歴史は16世紀から始まったと言われています。この地で造られた麦焼酎は、壱岐焼酎と呼ばれており、現在も伝統を守る7つの蔵元で造られています。そして時代は1970年代になると、同じ九州の大分県で麦100%の焼酎が開発され、ブームが起きるのです。その人気は全国焼酎売上ランキングではトップになるほどでした。現在は近年起きた芋焼酎ブームに押されて出荷量が減少しています。

麦焼酎の製法

麦焼酎は乙類焼酎に分類されており、本格麦焼酎とも言われています。壱岐焼酎は米麹を使用して焼酎造りをしていましたが、大分県の二階堂酒造が麦麹を開発してからは、大麦を原料に、麦麹を使用した麦100%の麦焼酎が造られるようになりました。本格焼酎ですから単式蒸留を用いますが、その中でも減圧蒸留にすることで、スッキリとした味わいになっています。

麦焼酎の2大銘柄

麦焼酎の歴史でも触れたように、現在の麦焼酎は大分麦焼酎が市場を占めており、その中でも「二階堂酒造」と「三和酒類」が上位を独占している状態です。

二階堂酒造 大分むぎ焼酎二階堂

現在の麦焼酎は二階堂酒造が開発した麦麹があるからこそと言えるでしょう。麦焼酎の出荷量では、三和酒類に負けてはいるものの、常に上位にランクしています。メインとなる銘柄は「大分むぎ焼酎二階堂」で、その製法は門外不出で伝承者のみが知るのです。あのCMに魅せられて飲み始めた方も多いのではないでしょうか。香ばしい麦の香りが特徴的です。

三和酒類 いいちこ

大分県の乙類焼酎出荷量が1位の三和酒類。1979年に発売された、下町のナポレオンとして知られる「いいちこ」が看板商品です。「いいちこ」とは大分県の方言で「いいですよ」という意味で、麦焼酎では全国で一番売れています。麦焼酎以外に清酒、ワイン、リキュールなどを生産しています。

麦焼酎の飲み方

麦焼酎はストレート、ロック、水割り、お湯割りと飲み方があります。芋焼酎のようにクセや、強い香りがないので、焼酎初心者にも飲みやすいのでおすすめです。お湯割りでは麦の香ばしい香りが広がります。水割りはフルーティーな香りやスッキリとした味わいで、1番飲みやすいでしょう。麦本来の香りや風味を味わいたいのでしたら、ストレートやロックがおすすめの飲み方です。また、炭酸水で割って、レモンやグレープフルーツを絞って飲むと、麦の香りと爽やかさがあって飲みやすくなります。

麦焼酎の銘柄

麦焼酎のプレミアム焼酎と言えば「百年の孤独」です。樽で熟成されており、独特の香りと風味は、他の麦焼酎にはない味わいです。壱岐焼酎の「山之守」は昔ながらの伝統を守った麦と米麹を使って造られており、深い味わいと飲みごたえのある焼酎です。他にも各地で造られた美味しい麦焼酎がたくさんあります。