甲類焼酎は何でできている?原材料について詳しくご紹介

焼酎の原材料は非常にシンプル

甲類焼酎は乙類焼酎と違って、芋や麦などが使われていません。甲類焼酎でも麦や米を使っている銘柄もありますが、味にはほとんど影響されず、わずかな風味が楽しめる程度です。そのため甲類焼酎は無味であり、糖類もゼロであるため他のアルコールと比較すると健康的なお酒とも言われています。今回は、甲類焼酎の原材料についてご紹介いたします。

甲類焼酎に含まれている糖蜜とは

他の食材にはあまり入っておらず聞きなれない名前だと思います。砂糖の1種に思われますが、糖蜜とは、砂糖を精製する際に発生した、砂糖の副産物であります。「廃糖蜜」と言われることもありますが、食材として使うにはあまりにもイメージが悪く、糖蜜と呼ぶのが一般となっています。

糖蜜は砂糖になれなかったサトウキビですが、糖蜜の中にはまだ十分使える程度の糖分が含まれています。お酒を作るためには糖分が必要ですので、砂糖よりも比較的安価で手に入る糖蜜が、焼酎では多く使われています。安いだけでなく、焼酎作りには欠かせない「発酵・蒸留」をしやすい素材でもあるため、焼酎にとって無くてはならない原料なのです。

甲類焼酎が出来るまで

甲類焼酎は乙類焼酎と作り方が違います。甲類は、糖蜜の入ったアルコールを連続式蒸留機で蒸留して、それに水を加え薄めながら作ります。原料が他にないため、甲類焼酎は同じような味と言われてしまうのも仕方ないのかもしれません。甲類焼酎はアルコール度数が必ず35%以下でなければいけませんので、乙類焼酎のように度数が40度以上の焼酎はありません。参考までに、乙類焼酎は45%以下のものに限ると決まっています。

米や麦が含まれている甲類焼酎

米焼酎や麦焼酎と言うと乙類焼酎に含まれますが、上記のように甲類焼酎でも芋などが使われている焼酎があり、これを「混和焼酎」といいます。アサヒビールなどの大手メーカーで多く販売されている種類の焼酎であり、ラベルをパッと見ただけだと乙類焼酎と勘違いしやすいので注意が必要です。一般的に使われている麦や芋以外にも、トマトやゆず、アロエなど様々な原料が使われいる焼酎があります。

甲類焼酎に使われている水について

甲類焼酎は原料がシンプルであるため、焼酎の味の違いは水にあると言っても過言ではありません。有名や甲類焼酎の鏡月やビダンなどは韓国有数の名水を使っていますが、グランブルーなどは北海道の知床沖の深層水を使っています。銘柄によってどこの水を使っているか全く異なるため、世界の水を使った甲類焼酎を集めて飲み比べてみるのも面白いかもしれません。

シンプルな甲類焼酎は何とでも合わせられる

甲類焼酎の原材料は非常にシンプルで、どのような割り方でも楽しめるように作られています。その組み合わせは無限であり、使う焼酎と割り物一つでオリジナルのカクテルを作ることも可能です。ただの甲類焼酎と思ったら、炭酸水で割ったらさわやかさが際立って、いつもと全く別の顔を楽しめることもありますので、今焼酎を飲んでいる方はいつもと違う飲み方にもチャレンジしてみてください。お気に入りのベース焼酎があるのならば、甲類焼酎が持つ本来の風味を引き立てる割り方が見つかるはずです。