焼酎の種類の違いについて 素材別10選を徹底解剖!

焼酎は色々な飲み方ができる上に比較的手ごろな価格で購入できますし、身近なところで販売されています。市場に出回っている焼酎の種類は約8000とも10000ともといわれ新しい銘柄もどんどん発売されているのですが、いったい焼酎はどのような種類に分けられるのでしょうか。素材別に特徴などをご紹介したいと思います。

焼酎の種類について

大きく分けて、作り方の違いにより甲類と乙類という2つの種類にまず分けられます。甲類というのは「連続式蒸留器」で蒸留した焼酎です。サトウキビが原料に使われることが多く、麦や米などを混ぜる場合もあります。原料を何度も連続して蒸留することにより純度を高めていったものに製品化する際、加水して仕上げています。純度が高くなるため原料の味わいやクセはほとんどなく飲みやすいのが特徴です。チューハイや梅酒を漬ける際のホワイトリカーが甲類の焼酎にあたります。

一方、乙類の焼酎は「単式蒸留器」で蒸留された焼酎です。基本的には一回の蒸留なので原料の風味や旨味、味わいがそのまま残り個性があるのが特徴です。一般的に本格焼酎と呼ばれているものはこの乙類の焼酎です。乙類の焼酎の原料は様々で一般に良く知られている芋・麦・米の他、国税庁長官の指定する49種類の原料の使用が認められています。

それでは、乙類の原料にはどのような種類のものがあるのでしょうか。

乙類の原料

乙類の焼酎の原料は税法で決められており、芋、米、麦、あしたば、あずき、あまちゃづる、アロエ、ウーロン茶、梅の種、えのきたけ、おたねにんじん、かぼちゃ、牛乳、ぎんなん、くず粉、くまざさ、くり、グリーンピース、こならの実、ごま、こんぶ、サフラン、サボテン、しいたけ、しそ、大根、脱脂粉乳、たまねぎ、つのまた、つるつる、とちのきの実、トマト、なつめやしの実、にんじん、ねぎ、のり、ピーマン、ひしの実、ひまわりの種、ふきのとう、べにばな、ホエイパウダー、ほていあおい、またたび、抹茶、まてばしいの実、ゆりね、よもぎ、落花生、緑茶、れんこん、わかめがあります。製品化され市販されているものもあれば、原料にはなっていますが製品化されていないものもあります。製品化されているものは地方の特産として販売されていることが多く、コアなファンがいてプレミア価格で販売されていることもあります。

原料別 乙類の主要な種類と特徴

乙類の焼酎(本格焼酎)といえば芋、米、麦焼酎が一般的ですがその他の原料でつくられた焼酎とはどのようなものでどのような特徴があるのでしょうか。原料別にご紹介したいと思います。

芋焼酎:サツマイモを原料とした焼酎で主に九州地方で作られています。甘味がありまろやかなものが多く少しクセも感じられます。

麦焼酎:大麦を主な原料とし、こちらもいも焼酎とおなじく九州での製造が盛んです。芋や米の焼酎に比べて飲みすくすっきりとした味わいが特徴です。

米焼酎:米を原料に作られる焼酎です。まろやかで濃厚な味わいが特徴です。熊本の球磨焼酎が有名です。

泡盛:泡盛も米を原料に作られる焼酎ですが、沖縄県で作られる米焼酎で黒麹で作るものを琉球泡盛といい差別化しています。蔵ごとで味わいは違いますが、米の甘味をしっかり感じつつ後味がきれいなものが多いです。また、古酒(くーす)という文化があり沖縄では大切にされているお酒です。

黒糖焼酎:主に奄美地方でつくられる焼酎で、サトウキビを原料にしています。コクがある味わいとまろやかさがありサトウキビの独特の香りがします。根強いファンがいます。

栗焼酎:栗を原料にした焼酎で有名なものだと四国で作られる「ダバダ火振り」が有名です。来るの香りがほのかにし、柔らかい甘味と、まろやかな口当たりが人気です。

胡麻焼酎:胡麻を原料にしていますが、全て胡麻でできているわけではなく、米や麦を原料に加え最後に胡麻で風味を出すものが主流です。胡麻の香りがとても良く飲み口はすっきりしているのではまってしまうかたも多いです。

そば焼酎:そばを原料とし、作られる焼酎です。お蕎麦屋さんに行くとメニューにのっていることがあります。蕎麦湯で割るとそばの風味がきいておいしいです。一般に、麦焼酎よりクセが少ないといわれています。

かぼちゃ焼酎:最近じわじわと人気がでてきてここ何年かでかぼちゃの焼酎を作る蔵元さんも増えています。かぼちゃの青臭い感じはまったくなく、ふわっと甘い香りがします。味わいは意外とすっきりで女性にも人気です。

ジャガイモ焼酎:芋焼酎でよりもクセや甘味が少なくすっきりしています。少しアルコール感があるのでお湯割りや水割りなどがおすすめです。

びっくりするような原料でつくられた焼酎もありますが、色々な種類があって選べるもの焼酎の楽しみの一つです。飲んでみてわかることもあり、意外と飲んでみるとおいしいと感じたりします。地産地消をうたっている市町村にいくと、特産品でそこでしか買えない変わり種焼酎を販売していたりもするので地方に行ったときは色々な種類の焼酎をぜひチェックしてみて下さい。