おすすめ焼酎ランキングTOP5~麦焼酎 常圧蒸留編~

麦焼酎のブームを作った焼酎のひとつが『兼八(かねはち)』だと言われています。兼八の特徴は「麦チョコ系」といわれる香ばしいロースト香と甘味を感じる味わいです。兼八の麦チョコのような香りと味わいはどのようにして作られるのでしょうか。麦チョコといわれる味わいについてご紹介したいと思います。

麦チョコのような味わい

兼八に代表される麦チョコ系の焼酎の多くは大分県で造られています。基本的に麦焼酎を造るときは大麦を使うことが多いのですが、大分県の蔵元さんの多くは香ばしさと麦の個性を出すために地元で生産される裸麦を使うことが多いです。元々裸麦は麦みそを作る為に昔から大分県で生産されてきました。裸麦は大麦に比べて、皮がはがれやすいので雑味を抑え麦本来の味わいに仕上げることができます。麦の個性を前面に出したい麦焼酎を造るにはぴったりの素材です。そして、裸麦の個性と特徴を存分に引き出すために「常圧蒸留」で蒸留します。

「常圧蒸留」の特徴

常圧蒸留は、その名前の通り常圧=そのままの気圧で蒸留する蒸留方法です。圧力を加えないので水は100℃で沸騰し、アルコールは78℃で沸騰します。しっかりと時間をかけて沸騰させて蒸留するため濃度の濃い、麦の個性や味わいがしっかり表現された焼酎ができあがります。旨味成分やオイリーささえも感じられるのは常圧蒸留で蒸留されたことの証です。個性の強い裸麦をしっかりクセや旨味を残す常圧蒸留で蒸留すると兼八のような「麦チョコ系」といわれる香ばしさと甘み、少しのオイリーさを感じる焼酎が出来上がります。

それでは、今回は香ばしい麦チョコ系麦焼酎のおすすめTOP5をご紹介したいと思います。

麦焼酎おすすめランキングTOP5~常圧蒸留~

5位 兼八(かねはち)
四ッ谷酒造 白麹

やはり香ばし系、麦チョコ系焼酎を語るなら外せない焼酎が兼八です。香ばしい麦の香りと甘みを存分に感じることができます。このおいしさを感じるにはロックがおすすめ。九州産の甘いお醤油でお刺身やかまぼこを肴に飲むのが至福の時です。
4位 ふしぎ屋
藤居酒造株式会社(大分県)白麹

常圧蒸留で蒸留し、ぎりぎりまで蒸留するのではなく旨味の十分あるところで蒸留をとめ、氷点濾過という独自製法により旨味を残しつつすっきり上品に仕上げることに成功。麦チョコのような香ばしい香りはありつつも、くどさや雑味が一切感じられない上品な味わいに仕上がっています。熊本国税局の鑑評会でも5年連続で優等賞をとった実力派の麦焼酎です。

3位 焙煎麦焼酎 常圧こふくろう
研醸株式会社(福岡県)白麹
焙煎した大麦を使用することで、裸麦と同じような麦の個性を引き出しました。焙煎すると香ばしさがまし、さらに麦チョコのように。兼八よりも香ばしいという方も。常圧蒸留で焙煎麦の良さを存分に引き出すことで香りコク風味を感じることができます。ここまでしっかりした味わいだとお湯割りもありです。焙煎することで二日酔いの元とされる成分も減るので目覚めが良いと言われることも。
2位 おこげ
老松酒造株式会社(大分県)黒麹

その名も「おこげ」です。原料には香りをひきたてる大麦と味わいを造り出す裸麦を両方使用しています。実は、最初に飲むと少しクセがある焼酎なのですが、飲んでいるうちに心地よくなりハマってしまいます。麦チョコというより、やはり「おこげ」と言ったほうがぴったりなまさに香ばしい焼酎です。
1位 とっぱい
有限会社南酒造(大分県)白麹

とっぱいといえば、地元で愛される銘柄です。麹は手造り麹、通常仕込みは二段仕込みで行われる事が多いのですが、とっぱいはさらにひと手間かけた三段仕込みで仕込まれます。そして、低温発酵させることでまろやかさと味わいの上品さを引き出し、蒸留は日本で南酒造にしかない特別な常圧蒸留器で蒸留しています。この特別な蒸留器の特徴は比重の思い苦みを下に多く落下させて淡麗かつ華やかな味わいを造り出しています。ここまで手をかけた麦焼酎がプレミアではなく定価で販売されているのは蔵元さんの努力の賜物です。ちなみに、「とっぱい」とは親孝行な息子を助けた神様のお名前だそうです。

常圧蒸留で蒸留された麦焼酎でも、原料の麦の種類や使っている麹、製造方法などで様々です。同じ麦チョコ系のものもあれば、綺麗な味わいに仕上がった香ばし系焼酎もあり飲み比べてみるのも楽しいですので、是非ランキングを参考にお試し下さい。